ベルヌーイの微分方程式における"合成関数の微分"
ベルヌーイの微分方程式とは、1階線形微分方程式の応用系の解法の一つ。
マセマ『常微分方程式キャンパスゼミ』のP.44、ベルヌーイの微分方程式を用いた解法の解説より。
ベルヌーイの微分方程式では、
…①
として、①の両辺に をかけて、
という形にする。
ここで、合成関数の微分でとできることを利用して、
…①'
という形にし、①'にとしてuの1階線形微分方程式の解の方程式が使えるような形にしていくが、合成関数の微分でなぜとなるのか少しつまづいたので、合成関数の微分を振り返りながら整理する。
合成微分
とすると、
となるが、そもそもはxでの微分を意味するので、
を意味する。
ここで、合成関数の微分として考えると、
となるが、
および なので、
となる。
つまり、と表せるので、ベルヌーイの微分方程式では としての微分方程式を解いていけることになる。
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